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及川翔平
type-O 一般021
所属/WRO東京支部→レジスタンス
コア位置/首
『支部改革』以前の事件により離反したうちの一人。指定個体に登録されている。
現在は人類軍レジスタンスの横浜区画でリーダー代行の業務を執り行っている。
性質や性格、嗜好の面で速水と非常に相性が高いが、敵対関係にあることも含めよく衝突している。
ボディの破損、破綻人格への懸念から前線に立つことが出来ない。その代わりレジスタンス隊員を後方から支えている頼れる兄貴分。
Side Story
『速水』が嫌いだった。どうしてかと言われればよく思い出せないような些細なことなのに、その名が憎くてしょうがなかった。
あの女のことは数度、交渉の場で見かけたことがあった。正直に言ってしまえば、あの司令官や医者ほどのキレもない詰まらない女だと思った──思っていた。
それが"能ある鷹は爪を隠す"のようなことだったならば、矢張りか、と諦めもついただろう。
速水玲という女の才能は本物だった。隠しているつもりもなければ出し惜しんでもいない。
野に咲く孤高の百合。決して折れはしない、志。
周囲で散る数が多ければ多い程、彼女の勝ち取る勝利は美しくなる。
誰かに磨かれないと輝けない原石。或いは、他者に依存する存在価値。それが彼女への二つ目の印象になった。
結局俺が憎んでいたものは何だったのかという程に呆気なく、彼女は俺の凝り固まった感情を瓦解させてしまった。
知りたいか知りたくないかにかかわらず、引きずり出されるように。
大人げない俺に大人げなく返してくる少女の姿は、ないはずの記憶を呼び覚まさせる。
『豁サ縺ェ縺ェ縺?〒縺上l』
そんな幻聴を振り払って、俺は前を向いた。
……さて。そろそろ、俺からも歩み寄ってみようじゃないか。

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